--/--/-- (--) スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2006/02/11 (Sat) 麻雀
わたしの大学時代は、麻雀に始まり、麻雀に終わった、
と言ったら過言ですが、とにかくよく麻雀をしました。

美術部の部室の名目で、アパートの一室を借りてあったのですが、
実質そこは、麻雀部屋でした。

年がら年中、麻雀が出来る態勢ってのは、よくないですよ。
とにかく夕方起きだしては徹夜で麻雀して
そして麻雀に飽きると寝て
そして起きると、また麻雀・・・

こんな生活をしている人間がウチの部には、うようよ、いましたから。
ですから、いくら勉学への道を志していたわたしとしても、ね
麻雀をせざるを得ない状況でしたね、はい。



今回、前おき、ちょい、長いです。



麻雀というのはとかく、ウルサイですよね。
例のじゃらじゃらという洗牌の音は勿論のこと、
ロンとか、ロンとかされる声などもウルサイ。
アパートを一室借りているといっても、そこはアパートのこと
やはり共同生活の場であるので迷惑に決まってます。

しかしわたしら、若かったせいもあり、そこまで気が回らなかったんですね。
今思えば、隣の住人などはメチャクチャ、ウルサかったことでしょうねえ。







悲劇はその麻雀によってもたらされました。
わたしは先輩三人と麻雀に興じていたのですが
その楽しい場は突然の闖入者によって一変したのです。





ああ、やっと前おき終わった。
















「ウルサイいんじゃ!ボケ!」


かなり大きな声で、突然、その主はわたしたちに向かって叫びました。



そこでわたしたちは一応

「どうもすみませんでした」

と詫びを入れ、

麻雀牌を直そうと・・・






普通ならそこで

「気をつけてくださいよ」

という言葉で終わるんですが・・・











そのときはそうではなかったのです。







その闖入者は靴のまま部屋に入ってきて、



そして半纏の内ポケットから包丁を取り出したのです。



場は緊張しましたよ、そりゃ当然。






「毎日毎日麻雀しやがって、いいかげんにしろやっ!」






二十歳くらいの眼鏡をかけたデブは、

包丁を突き出しながらそう言いました。

わたしたち四人は何故かいつの間にか正座、ね。

はい、これ、マナー。










「どれだけウルサいかわかってんのか!!」





「す、す、すいません」





「お前らみたいな奴は死なんとわからへん」





「い、いえ、わかりましたから」




「いいや」





えー!

なぜか、わたしたちの殊勝な態度が、その闖入者の嗜虐心を煽ったようなのです。



ニヤッと無気味な笑いをしてデブは包丁をそれぞれの顔に向けて、


またまたどうしてだか解らないのですが


武勇伝を語りはじめたのです。









「俺の一声で百人ぐらいの暴走族が集まる」




だの





「昨日少年院から出てきて保護観察処分」




だのを語りはじめたのです。





どう考えても、

半纏に

ジャージで

デブで

眼鏡をかけている


その男に

それだけの甲斐性があるようには見えないんですけど・・・
















かれこれ三十分も語りつづけている。



つらいよぅ・・・














「どうしたんですか」




おおっ、隣の住人だ。




わたしたちの緊張感が一瞬緩みます。

ああ、これで助かる。

これで足元に包丁を落とされることもない。










ところが。




今まさに、人が殺されようとしているこの現場を見て

隣の住人は、ひょいって感じで隣の部屋に戻ったのです。





・・・アンビリーバボー!!!










わたしたちの期待は裏切られました。





しかし。






隣の部屋からは電話をかける音が聞こえてきます。









おおっ!我々の目を見て、察してくれたんだ!


警察を呼んでくれるんだ。


再び、わたしたちに希望が宿ります。


元々わたしたちに非があるとはいえ、包丁を突きつけられ、


説教をされている状況というのは行きすぎですもんね。


どー考えても。











殺される理由というのが麻雀というのでは死んでも死にきれねーし。









そこで我々は隣の部屋に聞き耳を立ててましたよ。





カモン!ミスターポリスマンッ!!




















えっ










どうしてだか笑い声が聞こえる。















「それでね、今、隣の部屋でね


包丁もった男が男四人を脅してるのね


ははは」













ははは、じゃねえー!







なんと隣の住人、友人に今の状況を、おもしろおかしく話しているの。



なんという、ダメ人間のダメダメぶり。



はぁ~あ、ですよ。
















そのとき

「うにゃあ、ああよう寝た」







先輩の板谷さんはドラえもんの如く押し入れで寝ていたのですが、

間の悪いことに起きだしてきた。





板谷さんは起き抜けのせいかこの状況が飲み込めないらしく、

ぼんやり我々とその包丁デブを眺めている。






板谷さんは、部でも一番のコワモテ先輩で、

パンチパーマに、四十五度の度つきサングラス、

耳にはいつもパチンコ玉を入れ、

ツバをはきながら歩いてる。

何でこの人が美術?って人である。













包丁デブは、板谷さんに


「お前も同罪や」


と叫び包丁を向けた。











板谷さんも、見せ場なくあっさり捕虜となってしまった。












そして、板谷さんを交えて再び、脅しというかリンチというか、

説教が始まった。





相変わらずデブの言うことは、常識論で

「近所迷惑なことをしてはいけない」

だの

「周りの人のことを考えて暮らさなければならない」

だの

ときおり武勇伝を交えながら、大いに語るのである。















そこで何を考えたかデブは


「免許証、出せ!」


と言い出した。







我々の身元を確認して、

後で暴走族だかヤクザか何かを各家庭に送ると言いだしたのです。







全員、免許証は持ってるけども、

流石にこの場で持っているって言う人、いませんて。







そこで学生証を出せていうことになった。

今度は大学に仲間を送って暴れさせると言うの。









そのとき標的にされたのは板谷さん。



「学生証出せ!」



「い、いや、明日ですねえ、ちょっと要るもので」



「はあ、何いっとるねん」



「ほんとですって、明日これなかったら困るんです」



殆ど大学に顔を出さない先輩が何に学生証を使うのか解りませんが・・・














先輩の必死の弁明によって、

取り敢えずコピーをとって渡すということになった。









先輩はそそくさとコピーをとりに、部屋の外へ。







なんて、間抜けなデブだ。








ま、これで、先輩が警察に電話して、我々は救出されることなるわね。






ちょっと、心に余裕がでてくるね。




包丁を向けられてもどこか大丈夫だという気がしてくるもんね。















なのに











三十分たっても、警察がやってくる気配がないの。





あっれっーーー




段々不安になってくるワケ。










ほんとに先輩は警察に通報したのだろうか?





まだデブの演説は続いている。





でもね、とうとう、というかデブも飽きてきたんでしょうね

デブはわたしたちを解放したの。











包丁を元どおり半纏の内ポケットにしまい




そして





「次、ウルサかったらほんま、殺すからな」





という捨てぜりふを残し悠々と部屋に戻ってった。















わたしたちはやっと解放されたのでした。

暫く経って、わたしたちは外に出ました。

んーー、安堵の息が漏れます。

人質が解放されたらこんな気分なのだろうな

そんなこと考えていると

向こうから二人の警察官が今更ながらにこっちにやってくるの。









「板谷君から聞いたけど、包丁もった男が暴れてるって」




「ああ、はい、そうなんですけど……」





わたしたちはこれから後輩も使うであろう麻雀部屋のことを考え、

デブを訴えるとか、そういうことは考えていませんでした。






我々の煮えきらない様子に警察官は



「ほんとにいいの。

わたしたちはあなたらが訴えないと何もできませんよ。

ほんとにいいんですね」




そういってわたしたちの前から去っていった。

















で、後日談ね。














板谷さんは警察に通報した後

警察官と一緒にやってくるはずだったのにね

なんと別の先輩岡田さんの部屋に行って












おもしろおかしくこの状況を話していたらしい・・・・

スポンサーサイト

comment

うわぁ~~!!ォオー!!(゚д゚屮)屮

そんな事があっただなんてっ!!

その包丁男…完全にいっちゃってますよね?

ってか、板谷さん…
そこ、助ける場面ですって!!

いやぁ、FineDaysさんに何事もなくてよかったですよ。(;´∀`)
2006/02/11 01:53 | めみ [ 編集 ]

>めみちゃん

包丁男は何度か我慢してたんだけど、この夜、ついに臨界点を越えてしまったようですね。
キレかたが異常でしたからね。
土足で入ってきた時点でビビリました。

はい、ほんと何事もなくて良かったです。
2006/02/11 09:26 | FineDays [ 編集 ]

九死に一生?ってゆんですかね、
よかったですよ、FineDaysさんに怪我が無くて。
読んでてほっとしました。
しっかしそいつ!きーーーってなりますね。
やくざや、暴族をそういう使い方する奴が私は心底嫌い!!!!!
2006/02/11 20:00 | よっし [ 編集 ]

>よっしさん

>しっかしそいつ!きーーーってなりますね。
でたっ!きーーー
そうなんです頭くるヤツなんです。
でも、ま、今考えると、多分、ヤツ、
脅すためだけに包丁だしたと思うんですけどね。
そんときはまじ、ビビりましたけどね。
2006/02/12 10:37 | FineDays [ 編集 ]

麻雀ってたしかに音が大きくなってしまいますよね。あたしの実家にも卓があるんですけどジャラジャラって音すごかったです。
包丁持ったデブに刺されなくてよかったですよね! 人間怒ると何しでかすかわからないですからね。
2006/02/12 15:13 | so-pujypu [ 編集 ]

これ立派な事件じゃないですかw
クワバラクワバラ・・・。
麻雀昔ハマってましたσ(゚┏∇┓゚*)
役も点数の数え方も人任せですがね(汗
2006/02/12 20:56 | 可奈 [ 編集 ]

>so-pujypu さん

前に騒音殺人てありましたもんね。
確かに、怒る気持ちも解りますが。
ほんと刺されなくてよかったです。
死んでも死にきれないです、こんなのじゃ。

>可奈さん

そーですね、今考えれば立派な事件かも。
当時はそういった感覚自体が無かったですね。
おっ、可奈さん麻雀出来るんですね。
私が今まで出会ったゲームの中で、一番良くできた
ゲームだと思います、麻雀て。


2006/02/12 21:38 | FineDays [ 編集 ]

麻雀 ぴあすしたコトないんだよねぇ。。

ドンジャラなら出来るんだけどねぇ。。

包丁男 シャイだったんだろうね

「いーれーて」の一言が言えなかったのかもw
2007/08/03 15:25 | ぴあす [ 編集 ]

>ぴあすさん

ああ!!そーゆーことだったのか!!??
まぜてほしかったのか??

一言いってくれれば、有り金全部巻き上げてやったのにぃ!!
(そんで、やっぱ包丁沙汰??ww
2007/08/05 20:03 | FineDays [ 編集 ]









ブログ管理人にのみ表示を許可する


trackback

trackback_url
http://chanta40.blog46.fc2.com/tb.php/19-740fde85

【コメント 嬉しい♪楽しい♪大好き♪】

コメントするとタヒチ旅行が当たる!!!    かもよ・・・

【ばついち。だっけなんだや】

FineDays

Author:FineDays
プロフィール写真を変えてみた。
女豹のポーズの写真とどっちにしようか悩んだけどな。
思いきり背中そらせた上目使いのやつ。
でもやっぱ、まだ処女性をアピールしたい年頃じゃん?
「美尻伝説」打ち立てんのはまだ先でいいかなあって。
もうちょい清純派路線つらぬくわ。
でもなそうは言ってもな
アンアンの「SEXで綺麗になれる」特集とか見て来る日に備えてっから☆

【カウンター跳ね上がれ!マッハで♪】

【かてごり】

【激鬱を治癒する物語たち】

【リンク 行ってみれ】

あの娘のもとに                               飛びますっ!飛びますっ! 

このブログをリンクに追加する

【トラバってるかーい!ぃえーい!】

【月別アーカイブ て意味わからん】

ブログ検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。